【開催報告】北海道大学CLAP & PRISM-HU 令和7年度 成果発表会を開催しました
2026年3月19日(木)、北海道大学医学部臨床大講堂およびオンラインのハイブリッド形式にて、「北海道大学CLAP & PRISM-HU 令和7年度 成果発表会 ~医療AI人材育成と研究環境改革で描く北大モデルの挑戦~」を開催いたしました。
CLAP および PRISM-HUの合同開催という初の試みのなか、当日は、現地会場に43名、オンライン参加で60名の合計103名の方にご参加いただき、休憩時間中にも参加者間の交流が活発に行われる場面が見られ、盛況のうちに終了しました。
■開会のご挨拶
冒頭、北海道大学大学院医学研究院の田中伸哉研究院長、および工藤與亮教授(北海道大学大学院医学研究院)より開会の挨拶があり、本プログラムが目指す次世代の医療AI活用や研究推進の重要性について述べられました。
■医療AI開発者養成プログラム(CLAP)成果発表会
工藤教授と小川貴弘教授(北海道大学大学院情報科学研究院)の座長のもと、医療AI開発者養成プログラム(CLAP)の受講生8名による口演発表が行われました。発表テーマは、MRI・CTの画像改善から、生成AIを用いた論文解析、姿勢推定モデルの活用、さらには体調予測AIの開発まで多岐にわたり、臨床応用を見据えた質問も多く、活発な議論が交わされました。
■CLAP修了式
成果発表会に続き、令和7年度CLAP修了式が執り行われました。今年度は、計29名の受講生がプログラムを成し遂げ、修了しました。式典では、田中研究院長より、博士コースおよびインテンシブコースの修了生代表へそれぞれ修了証が授与され、修了生の今後のさらなる飛躍と医療AI分野への貢献に期待を込めた祝辞が贈られました。
■特別講演会「医師と共創するAI」
小笠原克彦教授(北海道大学大学院保健科学研究院)が座長を務め、国立がん研究センター研究所 医療AI研究開発分野の小林和馬主任研究員をお招きし、「医師と共創するAI」と題した特別講演をいただきました。医療現場の実情に即したAI開発のあり方についてや、クエリ画像非依存の医用画像検索システム、ソブリンLLMや国産の言語モデルについて触れながら講演が行われました。
■PRISM-HU成果発表会
続いて、平田健司准教授(北海道大学大学院医学研究院)が座長を務め、PRISM-HU(ひと・AI/DX・しくみの三位一体的整備による次世代AI活用・データ駆動・情報循環型医学研究の戦略的推進)に参画する12名のPI(主任研究者)が基礎医学、臨床医学、ビッグデータ・オミックス研究など、それぞれの領域において個性豊かな研究発表を行いました。その後、平田研究マネージャーより、事業全体の概要と研究支援活動の進捗について報告がありました。画像解析やLLMなど、多岐にわたった支援が行われていることが発表され、分野横断的な連携の広がりが感じられる発表となりました。
■口演部門 受賞者の発表
PRISM-HUの12人のPIによる厳正な審査の結果、CLAP受講生による成果発表会(口演部門)の受賞者が以下の通り決定し、表彰式が行われました。
- 【最優秀賞】
佐藤 達之 様(北海道大学大学院理学院)
演題:生成AIプログラミングを用いたCirculation系列誌掲載論文の定量解析
- 【優秀賞】
安西 耕 先生(静岡県立静岡がんセンター)
演題:がん治療に伴う心機能の低下を早期に検出する機械学習モデルの開発 外的妥当性の検証
- 【優秀賞】
岡山 幸世 様(北海道大学大学院保健科学院)
演題:YOLO姿勢推定モデルの見守りアプリケーション
■閉会・情報交換会
最後に、北海道大学病院の南須原康行病院長より閉会の挨拶があり、その後、医学部百年記念館にて情報交換会が開催されました。
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来年度もPRISM-HUは、研究者一人ひとりが「真の研究時間」を取り戻せる環境の実現に向けて、歩みを進めてまいります。


